web受注するときに確認しておきたいこと
いくら急ぎの案件だからってこれだけは欠かしちゃ帰って遅くなっちゃうよ、というお話。主に体験談なので参考まで…
- 担当者=ステークホルダーではない
しかも担当者がステークホルダーと意思疎通しているとは限らない。どんでん返しや仕様変更の爆撃を喰らわないように確認しておきたい。(例えばせっせと担当者さんと進めていたら、社長の鶴の一声でひっくり返ったなんてことがありますから)急ぎ案件でも、担当さん以外にステークホルダーを含めたキックオフMTGをしよう。 - サーバーはファインなサーバーを使っているとは限らない
Amazon EC2を切り売りしたりしている業者さんからレンタルされているケースも稀にある。その場合、やり取りに工数が発生するので進行管理費に入れよう。また、動かしたいサービスやプログラムに対応するためのモジュールが入っていない可能性も高い。 - ダークホース・CGIはまだ生きていたりする
若い子は知らないかもしれないけどCGIっていうのがあったんや…(かくいう私もCGI死滅期にwebに目覚めたので、パーミッションが面倒とかそういうことしかわからない。したがってCGIという拡張子を見つけた時は気をつけよう。大抵フォーム関連に関わっており、URLでその存在は確認できる。 - IE11以前のブラウザ対応は別料金をとってデータも添えて諦めてもらう
お客様の要望に応えることも重要だけど、お客様を安全でないジェットコースターにボロボロのシートベルトで乗らせる遊園地は閉園していいと思う。少なくとも古いブラウザ・OSを使うことの危険性を告知するべきだし、それでもなお、というなら工数結構発生するからそこはきちんと納得してもらおう。(すげー古い社内のイントラネットでしか使わないシステムの案件の場合はしょーがないので腹をくくって受注しよう。検証はmodern.IEで完璧に再現できると思ったら大間違い。また、偶然古いOSの古いIEを持っていたとしても、お客様の環境が同じとは限らない。お客様の方でしか発生しない事象もある。出張を覚悟しよう。実話。) - 担当者さんが使うナゾの業界用語・社内用語は無視してはいけない
大事なことだったりする。なりふり構わず聞きましょう。 - 「0時に公開してください」の雰囲気加減に注意
0時指定された場合に、先方にも確認可能な担当者がいるのか聞いて諦めてもらう。理想は翌日が営業日の午前中。理由は簡単で対応可能性を高めるため。どうしても納得いただけず0時公開の場合は別料金(夜間対応費)をいただくべし。コンプラ。 - 運用は誰がやるのか。SNS・ブログ更新ちゃんとやれるのか。リテラシーはいかばかりか
運用は命。ウェブ完成がゴールインじゃないですから!完成してからが墓場ですから!運用できそうにないなら運用費を提案するのもアリ。 - リニューアル案件の場合、Google Analytics・サーチコンソールは提案前に見せてもらえるか
当てずっぽうな提案するよりは…ね。 - お客様の「こうして欲しい」じゃなくて「こうなるにはどうしたらいい?」を聞こう
手段じゃなくて目的を聞こう。よく言われることだとは思うけど。解決策の引き出しは僕らの方が持っているはず(ちゃんと勉強しているなら)。 - Google ドライブ(Google ドキュメント・スプレッドシート)は使えるか
大手さんはセキュリティが〜とかいう理由で使えない場合が多いが、Goolgeは Pマーク対応してるのにね…そしてこれが使えないだけでやり取りにロスが発生することを自覚しよう。もちろん使えないなら、進行管理費をいただくだけです。 - とりあえずでもKGIを決めよう
サイトが公開すると気が抜けてしまう担当さんがいたりするので、いつまでに申し込みを10件、とか、UUをいくつ、とか、SNSのフォロワーを何人にするとか具体的な数字を決めておこう。じゃないとやらなくなる。 - 原稿や素材をいただいたり、こちらの納期などのスケジュールは時間単位まで指定しよう
「今日まで」が今日の0時までなのか、今日の23:59までなのかを曖昧にするとあんまり良くないよ。
さてつらつらっと書き連ねて参りましたがここで一旦公開します。。
当たり前じゃん的なこともありますが一応…
またなんかあったら追記するかも。
ではね。